幼い頃のことですが、父がたまに寝る前に絵本を読んでくれたり、自分でつくったおはなしをしてくれたり、歌をうたってくれたりしていました。父はわたしが6才の頃に死んでしまったので、人からよく「お父さんのこと全然おぼえていないでしょう?」と言われるのですが、そんなことはありません。低く響く声や喉仏の動き、においまで鮮明におぼえています。だからね、お父さんお母さん、こどもたちにたくさん絵本を読んであげてください。歌をうたってあげてください。きっとその記憶は一生の宝物になります。
11月のらぴす「おはなしの絵」
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