いつの頃だったか・・・暇になると「手」を描いていた時期がありました。自分の「手」です。自分の「手」は好きではありません。ゴツゴツと・・・妙に男らしく(男じゃないぞ〜)・・・電車でつり革を握って・・・ふと見ると・・・隣のおじさんの「手」の方がずっときれいだったりして(ここでの「きれい」の定義はほっそりすべすべしなやかな見た目のこと)・・・でもなぜか「手」を描くのが好きでした。
こどもにとって「手」を描くってちょっと厄介なことかもしれません。なんにも気にせず描けば、どうってことないのですが、指もちょっとずつ形が違うし、向いてる方向も違うし、いろいろ曲がるところもあるし、「あ、なんかうまく描けないな・・・」なんて思っちゃったりすると、描くのをできるだけ避けちゃおう、なんて気にもなります。「親の過保護に起因する」みたいな心理的なことを書いてる本もありますが(私はイマイチその本の内容には納得しませんでした)、最近(ホントに最近なのかな???)「手」を描かないこどもが多いとか。
・・・ってことで、みんなで「手」の仕組みを確認しながら時々こうやって遊んでます。
関節部分は折ったりしているので、この手はちょい立体です。みんながあんまり静かに作っていたもんで、わたしもつい調子に乗って、自分のにシャカシャカ色を塗ったりしていると・・・「なんかリアルで気持ち悪う〜〜」だって。たしかに・・・