〜実験・発見・創造〜

2009/10/07 のアーカイブ

余白の美

「白いところ残さないようにねえ〜」・・・小さい頃、幼稚園や小学校の教室で、先生のそんな声がよく響いていました。こどもの絵余白いけないものなのでしょうか?途中で投げ出してしまった余白と、ここは残しておきたいと強く思う白い部分・・・ひとりひとりをみていないとわかりませんよね。
いま、お店にはいろんな玩具、公園にはいろんな遊具が溢れています。はて?わたしは小さい頃どんな場所でどんな遊びをしていたのでしょう?思い出すのは・・・今は移転してしまったけれど、昔は家の前にあった広島大学、建設会社の駐車場の隅(父がその会社で設計の仕事をしていました)、そして家の中の階段。そこにたいしたものはなんにもありません。でも夢中で遊んでいました。なんにもないからってではなくて、なんにもないところにいろんなものがみえていた時代が、わたしには確かにありました。