〜実験・発見・創造〜

2009/10/30 のアーカイブ

スポットライト

もう何年も前のことですが、賑やかな「こども二科展」の会場で、一枚の絵をじっとみつめる人の姿をみかけました。とても愛おしそうに、でもなんだか寂しげに。
それは、あるらぴすっこの絵だったのですが、わたしは声をかけるのを躊躇い、その場を離れました。後日、そののお家の方から手紙をいただきました。「暗い心から開放された明るい色彩の絵に感動しました・・・」悲しい出来事があって、沈んでいたお家。その日その
にあてられたスポットライトが周りをほんのり明るくしてくれたのでしょう。
入選したこどもたち家族の方も、とても華やいで本当にいい笑顔。家族で幸せなひとときを過ごされるのだと思います。今までコンクールについて教室で話すことも、ここでとりあげることもありませんでしたが、らぴすにとってのコンクールの位置づけはそこにあります。
教室からはいつも入選者に個別に電話でお知らせするだけですが、できれば家族みんな、おじいちゃんおばあちゃんも揃って会場に行って、たくさんの応募作品の中から選ばれたその一枚に大きな拍手を贈ってください。おもいっきり褒めてあげてください。そして作品が返却されてきたときには、大切に大切に飾ってあげてくださいね。