6月のらぴす「しわしわしわ〜いつもと違うこの感触〜」
描画のとき、ちょっとうまくいかないと「新しい画用紙ちょうだい」また思うようにならないと「もう一枚{/!/}」ってのを何度も繰り返して困る・・・ってお悩みを聞いたことがあります。らぴすではそれは滅多にありません・・・というかできない。それはわたしが超セコイから{/!!/}ってことではなくて、世界にたった一枚しかない画用紙だからです。画用紙に下地を作ってから描画することが多い(これは絵に深みがでるってこともありますが、真っ白な画用紙にいきなり描くよりも抵抗が少なくなります)。この下地作りで失敗なんてことは、まずありません。素材の感触や変化を五感で楽しんで、ワイワイ遊んでいるうちにできてしまう下地だからです。このたった一枚の画用紙はゲーム機のゲームのように、リセットして「もう一回同じもの」なんてできません。ある意味人生。小さなこどもたちは、生きる力(下地)をいったいどこで身につけるのでしょう。それは遊びの中、生活の中です。「簡単にリセット」を繰り返していると生きる力(下地)など生まれることはありません。


