2月のらぴす「ビー玉であそぼう〜ころころころころどこへいく?〜」
「できない〜」「やって〜」
小さいらぴすっこさんはやってみる前から、たまにこんな感じになります。すると大きいらぴすっこさんが「そんなんゆうてたらずっとできへんままやで」とやさしく(?)アドバイス(?)「ま、やってみてごらん。失敗してもなんとかなるし。」とたまにやさしくないせんせぇ。ま、力の問題で絵の具のキャップが開けられなかったり、チューブから絞り出せなかったり、小さいらぴすっこさんたちには、乗り越えがたい壁もあるわけで、そういうのは手伝います。
すると小さい声で「ありがとぉ」。みんなおうちの人から「何かしてもらったらお礼を言う」ってきちんと教えてもらってるんだね。他所でもちゃんとその約束を守って、本当にみんな偉い。
大人になるとね、結構それ忘れるのかも。「そのくらいしてもらって当たり前」って。いや、して「もらった」とも思わないのかな?些細なことかもしれないけれど、ほんの一言でひとは変わる。その一言を忘れる度に、一つずつ何かを失くす。信頼とか関係とかチャンスとか・・・。
哲学者カントさんは言いました。「他者を手段としてのみならず同時に目的として扱え」って。要するにひとを道具扱いしちゃいけないってこと。みんなは今のまま、誠実なおとなになってね。